1級整備士の資格があるなら転職方法はこれが王道

整備士

整備士とは、乗り物や機械の点検や整備を行う仕事をする人のことで、整備士として働く為の国家資格や民間資格を有している人を指します。

 

 

整備士には、自動車整備士、船舶マリン整備士、航空整備士、航空運航整備士、航空工場整備士、自転車安全整備士、ボイラー整備士、無線の各種整備士、パソコン整備士などがあります。

 

資格を取得する為には、資格を認定している協会に入会し、試験を受けたり、独学で受験できるものがあったり、専門学校に4年通って資格を取得したりする方法があります。それぞれの資格によって、その方法が異なっている為、取得したい整備士の資格の取得方法を知る必要があります。そして資格を取得したら、それぞれの分野でプロとして働くことが出来ます。

国家資格と民間資格

整備士には、国家資格となるものと民間資格となるものがあります。

 

国家資格の場合は、専門学校や大学、短大といった教育機関で専門的知識を取得する必要があり、独学による取得は難しいとされています。また、独学によって受験することが認められている国家資格の場合でも、実務経験が2年から3年以上必要とする場合がほとんどとなっており、知識と技術を持ち合わせた上で受験することを必要としています。国家資格で人気のある整備士は、自動車整備士です。自動車整備士は、専門学校も多く、合格率もかなり高い資格です。

 

民間資格の場合は、協会が運営するスクールなどに入会し、協会が独自に作っている検定試験に合格することで資格を取得することが出来ます。

民間資格の整備士には、パソコン整備士や自転車安全整備士などがあります。協会に入会すると、資格を取得するための講座が設けられており、用意された教材で学んだ後、資格試験を受験することが出来ます。講習だけで合格出来るものもあれば、試験の合否によって資格が得られるものもあります。講座期間も、1日から2年掛かるものまで、さまざまです。

 

国家資格の整備士は、国が認めているものでもあり、働く現場が豊富に揃っています。また、専門学校や大学、短大といった教育機関での学習となるため、就職の斡旋を行っています。

民間資格の場合は、協会に登録する形での斡旋となりますが、登録するだけで実際の職場紹介はほとんどなく、自分で就職先を見つけるしかありません。

就業方法

専門学校や大学、短大などで学び、国家資格に合格した整備士の就業方法は、教育機関が提携している企業への就職が、一番の王道とも言うべき就業方法です。

自動車整備士においては、専門学校も多く、専門学校の中には、自動車工場や自動車ブランドが整備士育成の為の学校を開校している場合もあり、卒業した後、そのまま関連の企業や工場へ就職することが保証されている学校もあります。

 

その代表とも言うべき学校は、トヨタが開校しているトヨタ自動車大学校という専門学校です。東京、名古屋、神戸に開校しています。2年間の教育となっている自動車整備科と4年間の教育となる高度自動車科があります。卒業すると、トヨタの関連企業やディーラーなどへの就職ができ、更に技術を磨きながら昇進を目指すことも出来ますし、そのスキルを持って他社に転職することも出来ます。何より、トヨタというブランド名が付いていることや、確かな技術を持っているという信頼があるので、転職するのにも有利となります。

 

民間資格においては、こういった専門学校などの教育機関ではなく、協会が独自に作った講座での学習となるため、就業を斡旋してくれることは少ないと言えます。

就業方法としては、希望する企業に、資格をアピールして内定を取ることと言えるでしょう。また、協会が運営する講座の講師として雇ってもらうということもあります。しかし、認定資格のため、資格自体を知っていることが保証されておらず、スキル自体をアピールする方法しかないということです。

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派遣で探す

派遣で探す場合には、製造工場の求人を専門に扱っているサイトや、フリーワードから検索出来る派遣サイトを利用すると良いでしょう。

 

派遣を行っている「インテリジェンス」においては、製造工場の分野の専門サイトとなっており、求人情報が全て、製造工場での仕事となっています。登録は簡単で、ネットから予約申し込みをし、来社して登録を行います。その後、職場見学し、最終的に就業するという形を取っています。就業後のフォローもしっかりしていると評判です。

 

また、広い分野で探すことの出来る派遣サイトを利用する場合には、フリーワードからの検索をすると良いでしょう。整備士は、分野にするとまとめにくいということもあり、検索しにくくなっています。自動車整備士においても、営業職として扱っているサイトもあれば、エンジニアとして扱っているところもあります。

 

フリーワード検索出来るサイトで、整備士の仕事を扱っているサイトは、「リクナビ派遣」などがあります。「リクナビ派遣」では、未経験からの派遣を紹介しています。派遣情報は地域に分けられており、自動車整備士に関する求人が最も多く、特に、自動車工場のある愛知県などに情報が集中しています。

転職する

転職する場合には、転職エージェントなどを利用すると良いでしょう。転職エージェントなどでは、アドバイザーによるカウンセリングやコーディネーターによるマッチングによって、自分に合った職場を見つけることが可能になります。また、アピールポイントとなる技術面に関しては、紙面上で1級というレベルを見せると共に、コーディネーターが後押ししてくれることもあり、レベル以上の印象を相手企業に見せることが出来ます。それによって、希望する分野への転職が可能となるでしょう。

 

整備士の情報を扱っている転職サイトには、「リクルートエージェント」や「リクナビNEXT」などがあります。「リクルートエージェント」は、幅広い職種や業種を扱っている転職エージェントで、カウンセリングも実績も、求人情報においても高評価を得ている転職支援会社です。

 

「リクナビNEXT」では、アドバイザーの相談を受けることも可能ですし、スカウトシステムも設けているため、1級整備士を求めている企業からのスカウトを受けることも出来ます。

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